○竹市雅俊 たけいちまさとし(細胞生物学者/発生生物学者 理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター センター長、同センター高次構造形成研究グループ グループディレクター、京都大学名誉教授)
1943年、愛知県生まれ。理学博士。1977年、細胞同士を結びつけ、多細胞動物成立の根幹を担う分子「カドヘリン」を発見。以来、発生現象や神経回路形成などにおけるカドヘリンの機能を次々と明らかにし、現在も第一線で研究を続ける。2004年文化功労者、2005年日本国際賞受賞。http://www.cdb.riken.jp/jp/
○高木正勝 たかぎまさかつ(映像作家・音楽家)
1979年、京都生まれ。CDやDVDのリリース、アート・スペースでの展覧会や世界各地でのコンサートなど、分野に限定されない多様な活動を展開している。デヴィッド・シルヴィアンのワールドツアーへの参加、UAやYUKIのミュージック・ビデオの演出、ダンスや映画、CM音楽の制作などコラボレーションも多数おこなっている。
http://www.takagimasakatsu.com
ナビゲーター ○中村征樹 なかむらまさき(大阪大学大学院准教授)
1974年、神奈川県生まれ。博士(学術)。専門の科学史に関する研究のほか、科学技術倫理や、市民の科学技術への関わり方など、科学技術と社会の関係について幅広く研究・教育を行う。近年ではサイエンスカフェの実践と教育にも力を注ぐ。近著に「共生のための技術哲学」(共著、未来社)など。http://www.nmasaki.com
コンサート共演者 ○田口晴香 たぐちはるか
1980年京都生まれ。2004年より高木正勝の楽曲にボーカリストとして参加。
2006年ラフォーレミュージアム原宿で行われた高木正勝コンサート「Privaite/Public」を始め、国内外の高木正勝のライブにもボーカリストとして参加している。
参加アルバム:「Audio Sponge」V.A.(2004)、「Air's Note」 Takagi Masakatsu (2006)、「Private / Public」Takagi Masakatsu (2007)
○太田美帆 おおたみほ
幼少より東京少年少女合唱隊に所属。宗教音楽および世界の合唱曲にふれる。その後、奄美民謡を森田照史に師事。自作のソロ活動の他、UA,高木正勝、中島ノブユキ、阿部海太郎等のボーカリスト、及びコーラス/コーラスarr.として活動の場を広げている。また、8人の旅する聖歌隊CANTUS(カントゥス)の指揮者及び合唱長もつとめる。
http://otamihoandcantus.client.jp

○ヤドランカ JADRANKA STOJAKOVIC
旧ユーゴのサラエボに生まれ、国民的歌手であると同時に、国際的アーティスト。10代でスターダムに入る一方、大学に入りなおし心理学を研究。その傍ら、国立劇場の演劇音楽の作詞作曲を行ったり、TVドラマやドキュメンタリー映画の音楽プロデュースで活躍する。その後、美大にも進学。1984年、サラエボ冬季オリンピックのテーマソングを手がけ発表。同年ユーゴスラビア芸術賞を受賞。世界中からオファーが入る中、幼い頃より関心の深かった日本を選び、来日。滞在中の1988年に、祖国の内戦により帰国が不可能となった。それをきっかけに日本に拠点を移し、日本に暮らし、精力的に音楽活動を行ないながら今年で20年目を迎える。
これまでTBS「筑紫哲也のNEWS23」エンディングテーマ、「神々の詩」挿入歌、NHK「ローマ帝国」テーマ曲ほか、CM、映画、CDやゲームソフトへの楽曲提供なども多く手がけている。昨年は、"Sto te nema" の最新録音版がイギリスの有名誌 SONGLiNES誌 7-8月号で Top of the World に選ばれ、"Sto te nema" が代表曲として収録されたCD "Sarajevo Love Songs" が、同誌2007年度の年間のベストアルバムにも再選された。そして秋にはCDアルバム "音色 おといろ" を発表。
http://jadranka.jp