ワールド・クラスのミュージシャンの、ある意味挑発的で刺激的なビジュアルを撮ることで知られるフォトグラファー。彼の徹底した光や色、構図の用い方がそのビジュアル・マジックを成功させている。スターである被写体のオーラを時にはさらに引き出し、また彼らの意外な表情も写し出すケヴィンの写真は、実は彼自身がその人生においてロックと深く関わっていることから生み出されている。
ラジオから流れるファービュラスな60'sポップ、ポスト・ベトナム時代のローリング・ストーンズ、ザ・フー、ヘンドリックス、ボブ・マーリーら、そして70年代のソウルと、ケヴィンは常に音楽とミュージシャンに強く心を揺さぶられ続けてきた。大学では建築を学び、大学院で修士号を取得するが、80年代初頭のブリティッシュ・パンクに魅せられ、ヨーロッパに移住。デンマークで最初のカメラを手にし、バルセロナでファッション写真を撮り始める。
イギリスで彼の最初の写真が「The NME」に載った1984年以来、数多くのミュージシャンを撮り続けている。スキニー・パピー、ジェーンズ・アディクション、ピクシーズ、スティング、ビョーク、N.I.N.、ストーン・ローゼズ、メアリーJブライジ、R.E.M.、マッシブ・アタック、ローリング・ストーンズ、マリリン・マンソン、ケミカル・ブラザーズ、U2、レイディオヘッド、ボン・ジョビ、コールドプレイ等である。また、最近ではデヴィッド・リンチやコーエン兄弟といった映画や演劇のクリエーター達とも仕事をしている。

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