「建築を、ひとつの工芸として考える」というテーマに工芸作家や建築家らが取り組み、表現している展覧会に、弊社代表林口が複数の作り手とコラボした作品を出品し、参加させていただいています。林口がコンセプトメイクを、建築デザインは、佐野 文彦さん、鍛金職人の島谷 好徳さんがこのためにオリジナルのおりんを制作して下さり、アナログな工芸にデジタルテクノロジーを加えていただいたのは、メディア・アーティストの 水落 大さん。さらに、空間全体を彫刻塗師の山村 高明さんが制作してくださいました。
「 建築とは、外界と私たちを隔てるものでありながら、 大地や天や神々や死者をその中に写すものである。 それらと共にあることが「住む」ことの本質である」というハイデガーの空間論を起点に思索を巡らせ、「世界を映すうつわ」というタイトルをつけました。
【作品概要】
『世界を映すうつわ Vessel of Reflecting the universe』
建築は、外界と隔てるものでありながら、外界を写すもの。
「世界」を写し、世界との共鳴を増幅させる装置が
空間(建築)と器物(工芸)の原点ではないかと捉え、
現代の工芸や建築の技法・技術を用いてその本質の顕現を試みる。
空間デザイン:佐野文彦(建築家、美術家)
映像演出:水落大(メディア・アーティスト)
おりん制作:島谷好徳(鍛金職人)
壁面塗り:山村高明(彫刻塗師屋)
【開催概要】
期間:2018年10月30日(火)~11月11日(日)会期中無休
時間:10:00~18:00(最終日17:00)
会場:金沢21世紀美術館市民ギャラリーA
参加費:入場無料
主催:東アジア文化都市2018金沢実行委員会 / 金沢市
共催:認定NPO法人趣都金澤