或る音楽


Homicevalo


NIHITI

ドキュメンタリーフィルム「或る音楽」+高木正勝オリジナル作品「Homicevalo」「NIHITI」渋谷ユーロスペースにて上映(2009.07.04〜07.24)

世界各地を旅しながら撮影した素材を元に、コンピュータを絵筆として映像作品を描き、ピアノを中心に音楽を作るアーティスト・高木正勝。10 年の創作活動を通じて、常に新しい地平を切り拓いてきた彼が2008 年秋に「Tai Rei Tei Rio(タイ・レイ・タイ・リオ)」というプロジェクトに挑みました。
音楽とは?芸術とは?音楽が生まれる瞬間とは?なぜヒトは音楽を奏でるのか?その根源的で普遍的な問いに、真摯に向き合った高木と共演ミュージシャンたち。コンサートを含めそのプロジェクトを丁寧に見つめたドキュメンタリー映画「或る音楽」が完成しました。
歌う、祈る、たゆたう、捧げる、踊る、跳ねる、祝う、洞窟の中で、荒れ狂う波の前で、風吹き渡る草原で、ヒトはこうして音楽を通じて世界と対話してきたのだろう。自分たちを投げ出して演奏するミュージシャンたちの姿から伝わってきます。
10 人の演奏家が繰り広げる迫力ある演奏シーン、打合せやリハーサル、自然を含めた高木の制作環境、インタビューなどが織り込こまれながら徐々に立ち現れる「タイ・レイ・タイ・リオ」。誰も明確な答えを出すことはできない問いの、それでもその「答え」に触れるような一瞬がこの映画の中に記録されています。
また、高木正勝の最近作2作品も同時上映されるプログラムとなります。

line.gif

「或る音楽」 2009 年/カラー/ HDCAM SR 5.1ch /72 分
太古のヒトが初めて「音楽」を奏でたとき、それはどんなものだったろう?受け継がれているはずの「大いなる流れ」に触れようとする音楽家たちを見つめた、「ある音楽」の記録。
出演:高木正勝 (piano, vocal)|田口晴香 (vocal)|ヤドランカ (vocal, saz)|松平敬 (vocal)
熊澤洋子 (violin)|金子鉄心 (uilleann pipes, sax)|ヤマカミヒトミ (flute, sax)
OLAibi (percussion)|佐藤直子 (percussion)|沢田穣治(contrabass)
音楽&舞台映像:高木正勝
監督:友久陽志
プロデューサー:林口砂里 信田眞宏
製作・配給:エピファニーワークス

同時上映:
「Homicevalo」(ホミチェヴァロ) 2008 年 12 分
出演 : ベイヤード (堀井厩舎)、大淵靖子 (多摩美術大学芸術人類学研究所)
映像・音:高木正勝
企画:多摩美術大学芸術人類学研究所
「NIHITI」(ニヒチ) 2008 年 7分
映像・音:高木正勝
企画:独立行政法人理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター

2009年7月4日(土)〜7月24日(金) 21:00〜
渋谷ユーロスペースにてレイトショウ http://www.eurospace.co.jp/
料金:1,700円|大学・専門学校生1400円|会員・シニア1200円
特別鑑賞券:1,400円
* 劇場窓口及びNADiff各店 http://www.nadiff.com(NADiff a/p/a/r/t、NADiff contemporary、NADiff X10、NADiff modern、gallery 5)でお買い求めの方には、オリジナルポストカード3枚セットをプレゼント(限定数)!
* その他、チケットプレイガイド、ぴあ(5/16より。Pコード:460-872 )にて特別鑑賞券をお買い求めいただけます。
*ご鑑賞当日、劇場窓口にて入場整理番号とお引換えください。

◎7月4日(土) 21:00
監督・友久陽志および高木正勝による舞台挨拶
◎7月15日(水) 21:00
中沢新一(多摩美術大学芸術人類学研究所所長)×高木正勝によるトーク
* 両日とも上映前。
*10:00より劇場窓口にて入場整理番号配布。満席にてご入場をお断りする場合がございますので、ご了承下さい。

line.gif 2009年7月18日(土)〜7月24日(金) 20:35〜
名古屋シネマテークにて3作品を上映 http://cineaste.jp/
料金:当日券のみ
一般1,500 円|大学1,400 円|シニア1,000 円
中学・高校・予備校生1,200円|会員1,200円